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上級編 : アクセントを無くそう

さあ、それでは 栃木弁マスターへの道 も、いよいよ大詰め
今回は 上級編:アクセントを無くそう です。

「 アクセントを無くそう 」 というのはどういうことかといいますと、
単語をアクセントをつけずに読むってことなんです。この 「 アクセントを無くそう 」 をマスターすると、ほとんど栃木人になりきることができます(笑)。

では、さっそくいってみましょう。
たとえばご飯を食べる 「 箸 」 がありますが、これは標準語では 「 は↑し↓ 」 と読みます。矢印をアクセントだと思ってイメージしてください。

つぎに橋を渡るの 「 橋 」。
これは標準語では 「 は↓し↑ 」 とアクセントをつけて読むはずです。

これらまったく別のものをあらわす 「 はし 」 が、栃木弁では同じアクセントで発音します。矢印をつけると 「 は→し→ 」 のようなイメージになるでしょうか。

平坦にアクセント無しで話すことから、栃木弁は無アクセントの方言だともいわれています。

栃木県民の方、いかがですか?
「 箸 」 と 「 橋 」、区別して発音していますか?きっとしていないはずです。これらについては、たとえば 「 雨 」 と 「 飴 」 、 「 柿 」 と 「 牡蠣 」 なんかも同じで、アクセント無しで話します。

すると一つ疑問が浮かびますね。
「 じゃあ、いったい栃木県民のみなさんは 「 箸 」 と 「 橋 」 をどうやって区別しているんですか? 」 と。

ごもっともです。
僕もこれまで疑問に思ったことはありませんでしたが、よくよく考えると栃木県民は、たいへん高度なテクニックを使って 「 箸 」 と 「 橋 」 を区別しているんです。

それはどういうことかといいますと、 「 会話から察する 」 という高等テクです(笑)。
栃木県民は言葉のアクセントがない分、それまでの会話の流れを察して、 「 箸 」 と 「 橋 」 なんかを区別しているんですね。

ですから、なんの脈略もなく 「 かきってうまいよな。 」 なんてことをいうと、さすがの栃木人も 「 柿 」 なのか 「 牡蠣 」 なのか区別がつきません。
「 それは海のほうのカキのことけ?それとも木になるほうのことけ? 」 などという返事が返ってくることでしょう。

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